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「抜出す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抜出すの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
坑夫」より 著者:夏目漱石
い。ああ、つまらない。歩くのはいたたまれないから歩くので、このぼんやりした前途を抜出すために歩くのではない。抜け出そうとしたって抜け出せないのは知れ切っている。....
傾城買虎之巻」より 著者:直木三十五
そや、印鑑で割符をしとこか」 「ではこの紙へ」 と、亭主の懐中している紙入から抜出す紙一折。 「はい、確かに」 「一つやりんか」 「有難う存じます――御返盃、....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
呂敷の結び目へ、しっかり封をつけておくのですが、」 「やはり、おのずから、その、抜出すでございますか。」 「いいえ、これには別条ありません。盗人でも封印のついた....
食道楽」より 著者:村井弦斎
る」大原「ナニ、ワッフル、あれは大好きだ」 ○ゼラチンにて固めたる菓子を型より抜出す時には先ずちょいと型を湯に入るべし。その温気にて型と菓子と分離するなり。 ....