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披講
「披講〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
披講の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
れほどに言うているぞ、お身がまずその短尺に初筆《しょふで》をつけいでは……。予が
披講する。早う書け」 玉藻はやはり打ち傾いていたが、やがて低い声で上《かみ》の....
「微笑」より 著者:横光利一
しい威厳で首を横に振った。断乎とした彼の即決で、句会はそのまま続行された。高田の
披講で一座の作句が読みあげられていくに随い、梶と高田の二作がしばらく高点を競りあ....
「旅愁」より 著者:横光利一
、なおそのころの真紀子たちの心境の移り動きも知りたくなって、いま少しその他の句を
披講して貰いたいと頼んでみた。
「まだいろいろあったね。荷造りのくずれ痛める冬の....
「法然行伝」より 著者:中里介山
れて、番々に「往生要集」を講じ、各々の所存を述べさせられたが、法然も仰せに従って
披講《ひこう》をした。その時「往生極楽の教行《きょうぎょう》は濁世《じょくせ》末....