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「抱朴子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抱朴子の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
りす》は人同様その雌が毎月経水を生ずとて忌んで食わぬとある。果して事実なりや。『抱朴子』に兎血を丹と蜜に和し百日蒸して服するに梧子《きりのこ》の大きさのもの二丸....
十二支考」より 著者:南方熊楠
(英訳ハーバースタイン『露国記《ノーツ・アッポン・ラッシア》』二巻九九頁)。 『抱朴子』に、〈蜥蜴をいいて神竜と為《な》すは、但《ただ》神竜を識《し》らざるのみ....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
。その蟾翁と号したには面白い話がある。独美は或時大きい蝦蟇を夢に見た。それから『抱朴子』を読んで、その夢を祥瑞だと思って、蝦蟇の画をかき、蝦蟇の彫刻をして人に贈....
十二支考」より 著者:南方熊楠
にあり、云々、樹神あり、歳初め人を以て祭り、あるいは※猴を用いて祭る〉。これは『抱朴子』に〈周|穆王《ぼくおう》南征す、一軍皆化して、君子は※と為り鶴と為り、小....
十二支考」より 著者:南方熊楠
初め鬼の怖るるところだったが、後には鬼かえって槌を以て人を打ち困らせたと見ゆ。『抱朴子』の至理の巻に、呉の賀将軍、山賊を討つ、賊中、禁術《きんじゅつ》の名人あっ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
物、狐を夜の殿という、似たる名なり。思うに狐の嫁入りは鼠の後なるべし」と記す。『抱朴子《ほうぼくし》』内篇四に、山中|寅日《とらのひ》、自ら虞吏と称するは虎、当....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ト為ル、瑞応図ニ云ク、芝草ハ常ニ六月ヲ以テ生ズ春青ク夏紫ニ秋白ク冬黒シト、葛洪ガ抱朴子ニ云ク、芝ニ石芝木芝肉芝菌芝アリテ凡ソ数百種ナリ云々」(漢文)の語がある。....
迷信解」より 著者:井上円了
説風の雑書中に出ずる怪談なれば、いずれの年代に起こりたりしやは明らかならぬ。今『抱朴子』と題する書によるに、「狐の寿命は八百歳にして、三百歳に達すれば変じて人の....