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抹香鯨
「抹香鯨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
抹香鯨の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「動かぬ鯨群」より 著者:大阪圭吉
れ目から陽光が洩れると、潮の林が鮮かに浮きあがる。どうやら仔鯨を連れて北へ帰る、
抹香鯨の一群らしい。船は、快いリズムに乗って、静かに滑り続ける。 やがて一時間....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
けたたましい。 六十四 と見れば百メートルのところに、思いもよらず押寄せていた
抹香鯨《まっこうくじら》、それは十間以上十五間はあろうところの一団が、しおを吹い....
「怪奇人造島」より 著者:寺島柾史
、只一人、浮袋に身を托して、涯しない洋上を、浪に漂わねばならないのだ。 二
抹香鯨と人造島 海の怪物 その夜半。真暗な洋上で、僕は、何物かに、頭....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
出たらグワンと一つ、御見舞申してもらいたいもんだな。なアに、君の腕なら、潜航艇も
抹香鯨も同じことさね」 「いやかえって、明日入港というような晩が危険なんです。船....
「海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
さえ見えないのだ。 霧の流れる船橋に集まって、船長から鯨の話を聞く。 鯨には
抹香鯨、槌鯨、つばな鯨、白鯨、ごんどう鯨、白長鬚鯨、長鬚鯨、鰮鯨、座頭鯨、背美鯨....