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押え付ける
「押え付ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
押え付けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
から新五郎は跛で駈けて来て、新吉の前の処へポンと転がりましたはずみに新吉を取って
押え付ける。
新五郎「不埓至極《ふらちしごく》の奴殺してしまう」
と云うに、....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
押し付けながら、遠慮会釈もなくゴシゴシとコスリ廻した。それからダシヌケに私の頭を
押え付けると、ハダカの石鹸をコスリ付けて泡沫を山のように盛り上げながら、女とは思....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
通りの紳士に立ち帰ろうとして、眼の前の女の姿を見ると、又もたまらなさそうに笑いを
押え付けるストーン氏であった。 「ええへ。ええへ。ああは。はは。ほほ。ふむ。ふむ....
「難船小僧」より 著者:夢野久作
丸で変ってしまった。身体こそこんなに貧弱な野郎だが、兇状持揃いの機関室でも、相当
押え付けるだけの腕ッ節と度胸だけは口幅ったいが持っているつもりだ。現に船員連中か....
「老巡査」より 著者:夢野久作
吐かれぬ心苦しさに惹き付けられて読んでいる彼を……これでもか……これでもか……と
押え付けるかのように、峻烈を極めた筆付きで、今までの事件の記録が繰返されてあった....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
た定義を下しかねているようで、却って「男の働きだから仕方がない」なぞと女性の方を
押え付けるような傾向さえある位であります。そうして男性の貞操はいつ迄も非文化的、....
「青蛙神」より 著者:岡本綺堂
て、第一の男は縛られたるままに突然立上って逃げようとするを、會徳等が走りかかって
押え付ける。) 會徳 こいつ、油断のならない奴だ。 男甲 早く警察へ引渡して仕舞....