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担保物
「担保物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
担保物の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
を一等容易に借り出せるものは、銀行当局に顔がきき、すでに取り引きもあり、又充分に
担保物件を所有している地方有志だろう。それは主として大中小の地主を措いて他にある....
「死の前後」より 著者:豊島与志雄
依田商事会社に、貿易品を取扱う或る大きな株式組織の商会から、金融の相談があった。
担保物件は価格明記の倉荷証券で、台湾製のパイナップル缶詰四千箱について、一万二千....
「坂田の場合」より 著者:豊島与志雄
それで全部だった。然し、それで結構だ、と室井は云うのだった。そして五千円ばかりの
担保物件を貸せといい出した。少しまとまった金の入用が出来て、五千円ばかり不足だか....
「白い朝」より 著者:豊島与志雄
ちませんでしたが、要するに―― 芝田さんの現在の家屋は、一番と二番と二重の負債
担保物件になっています。二番担保の方は、金貸業者の常見からの三千円で、可なり悪質....