拍手喝采[語句情報] » 拍手喝采

「拍手喝采〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

拍手喝采の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
思います。これもまた破壊党の所業だと思《おぼ》し召されてもよろしゅうございます(拍手喝采)。 そこで私は「後世への最大遺物」という題を掲げておきました。もしこ....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
よ/\粕谷の土になる事にきめました。何分よろしく」 「世界で日本、日本で粕谷」に拍手喝采した諸君は、此時破顔一笑、会心のさざめきを以て酬うてくれました。 いよ....
地軸作戦」より 著者:海野十三
雪原と氷山とに化してしまい、凍結元祖屋さんだけに有終の美をなしたと、枢軸国側から拍手喝采を送られることになろうもしれぬのである。しかし、そのときには寒帯の方の国....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
字の urachu はいかにも名を重んずるわかき武士のごとく見えた。 見物人は拍手喝采した、すねあてとプロテクターをつけた肩幅の広い小原は、マスクをわきにはさ....
クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
うのです、神よ、聖降誕祭を祝福し給え! と。」 大桶の中にいた書記は我にもなく拍手喝采した。が、すぐにその不穏当なことに気が附いて、火を突っついて、最後に残っ....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
る。その名称の由来は、義太夫のサワリの糸に連れて、ドウスルドウスルと奇声を発して拍手喝采するからである。まじめな聴衆の妨害になること勿論であるが、何分にも多数が....
「吶喊」原序」より 著者:井上紅梅
頃でもあるから、自然戦争に関する画面が多かった。わたしは講堂の中で、同窓の学生が拍手喝采するのに引ずられて、いつも喜んで見ていた。ところが一度画面の上に久し振り....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
掲載しないものなく、またこれが大いに今日の時勢に投じたものと見え、すこぶる世人の拍手喝采を受けているようである。久しく腐れ文学に頭脳を萎えさせていた日本人は、日....
柳営秘録かつえ蔵」より 著者:国枝史郎
鳥籠を支えている縄がない。鳥籠は宙にういていた。これには見物も吃驚した。ワーッと拍手喝采が起こった。鳥籠はスルスルと下りて来た。しかし下り切りはしなかった。地上....
仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
そうしてその次に起こったことは、土間に桟敷に充ち充ちていた、老若男女の見物が、拍手喝采したことであった。 しかし壮観はそればかりではなく、すぐに続いて見事な....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
どであくびをして目をさます場面などがあると、ああ、やってるやってると、わあわあと拍手喝采だそうである。 もう一つ面白いのは、マライ映画はたいがい恋愛が悲恋に終....
香熊」より 著者:佐藤垢石
ころ、唄もえらく大したものだ。美声が、ころころと喉から転びだす。一同、ぱちぱちと拍手喝采。おかげさまで、ますますお腹がへってきた。 六 献立表に書いてある....
採峰徘菌愚」より 著者:佐藤垢石
蜂の巣は、直径二尺ほどもあろうと思うものが五つ重ねもあった。ぱちぱちぱち、私らは拍手喝采した。 怪我はないか! 怪我はない、一つも刺されなかった。それで諸君、....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
団二十一人が一整に拍手して迎えてくれたものだ。社交的のチーダンスにあんな荒っぽい拍手喝采をするということは前例に於て知らず、習慣に於て相違して居る筈なのだが我等....
私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
やかな活動小屋でラムネと塩せんべいをかじりながら、感極まるとピイピイ口笛をふいて拍手喝采をしたものである。子供心にヒロイン、キチイに扮する、グレース・カーナドに....