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拓落
「拓落〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
拓落の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家」より 著者:島崎藤村
々な事業を経営した直樹の父は、彼の留守中に亡くなった。意気相投じた達雄は、最早|
拓落失路の人と成った。 とは言え、留守中彼の妻子が心配したほど、実は衰えて見え....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
時頃には家内も漸《ようや》く静まッて、折節には高笑がするようになッた。 文三は
拓落失路《たくらくしつろ》の人、仲々|以《もっ》て観菊などという空《そら》は無い....