拙文[語句情報] »
拙文
「拙文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
拙文の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
〇〇年版、スキートの『巫来《マレー》方術篇』一五七および一五九頁。本誌二巻五号、
拙文「千疋狼」三〇九頁以下。一八六五年版、ウッドの『動物図譜』一巻、虎の条。『坐....
「如是我聞」より 著者:太宰治
のの言い分も聞いてくれ! そうして、考えてくれ! 私が、こんな如是我聞などという
拙文をしたためるのは、気が狂っているからでもなく、思いあがっているからでもなく、....
「読書法」より 著者:戸坂潤
於けるジード自身に対する私の感想はすでに「文化的自由主義者としてのジード」という
拙文(「読書法日記」中)で述べた。ここではその要点をジードみずからに語らしめよう....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
泉、大和、熊野に野槌と呼ぶのは、尾なく太短い蛇だ(『東京人類学会雑誌』二九一号の
拙文を見よ)。その蛟《みづち》が仏国の竜《ドラク》同様変遷したものか今日河童を加....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
する事どもは、明治四十二年五月の『東京人類学会雑誌』と、英京の『ネーチュール』に
拙文を出したから、御覧を願うとして、改めて蛇と邪視の関係を述べんに、前述のごとく....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
られがたいようだが、前達《せんだっ》て『太陽』へ出した「戦争に使われた動物」てふ
拙文中にも説いた通り、昔は何地《いずく》の人も迷信重畳しおり、したがって戦術軍略....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
れた(一九〇三年ロンドン発行『ノーツ・エンド・キーリス』九輯十一巻四三〇頁已下、
拙文「三猿考」)。ここに詳述せぬが二氏の見は正しと惟《おも》う。『垂加文集』に〈....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、鬼の足、また手を鳥足ごとく想像したと見える。灰を撒いて鬼の足跡を検出する事は、
拙文「幽霊に足なしという事」について見られよ。 鶏の霊験譚は随分あるがただ二、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ら近時大奏効し居る指紋法が発達したごとく(この事に関して『ネーチュール』に出した
拙文はガルトン始め諸国の学者に毎度引かれ居る)、この吸水力が果して精力を表わすか....
「随筆難」より 著者:寺田寅彦
んでくれる読者とちがって自分の一番恐縮するのは小中学の先生で、教科書に採録された
拙文に関して詳細な説明を求められる方々である。 「常山の花」と題する小品の中にあ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
多少似寄った十二物を暦日に配当した事あれど、支那のように方位に配当したと聞かぬ(
拙文「四神と十二獣について」)。清の趙翼《ちょうよく》の『※余叢考』三四にいわく....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
っているように私は考えている。 百回を重ねて皆さんとお別れすることになったが、
拙文を愛読していただいたことは感謝にたえない次第です。 時々読者から愛情のこも....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
今日はかつて昭和九年(1934)六月発行の雑誌『本草』第二十二号に発表せる左の
拙文「万年芝の一瞥」を図とともに転載するために筆をとった。 万年芝の一瞥 ....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
まの記」なる玉の井小品があり、ついで先生は名作『※東綺譚』を発表されたが私はこの
拙文を小手しらべによく『東京パレス』という力作が書けるだろうか。思えば、おぼつか....
「軽蔑された翻訳」より 著者:三木清
かなように見える。言葉を愛することを知らない者に好い文章の書ける筈がない。悪文、
拙文は我々の間では学者にとって当然なことであると思われている。あの人は学者にして....