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拙筆
「拙筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
拙筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
々な名を附けてお出でになります、碌々知らんものでも馴々しく私は書家でございます、
拙筆を御覧に入れたいと、何か書いたものを持って来て何と云っても帰らないから、五十....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
故にこれに関する民族と伝説は無尽蔵でこれを概要して規律正しく叙《の》ぶるはとても
拙筆では出来ぬ。だが昨年三月号竜の話の末文に大分メートル高く約束をしたから、今更....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
年俸は別に貰っていた。父は隠居と共に櫨陰と号して、それからはもっぱら詩を作りまた
拙筆ながら書なども書いた。そうして常に文事の交りをしていたのは、漢学者では伊藤閑....
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
る者ありといえば、また以《もっ》て後世士人の風を維持《いじ》することもあらんか、
拙筆《せっぴつ》また徒労《とろう》にあらざるなり。....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
即ち作者は圓朝若き日のそが悶々の姿をば、些《いささ》か写し出さむと試みたりけり。
拙筆、果たしてよくその大任を為し了《おわ》せたるや否や。看官《みるひと》、深く咎....