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拙著
「拙著〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
拙著の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
あたって、最もたいせつなことは、「空」観の認識と、その実践だと私は思う。このたび
拙著『般若心経講義』を世に贈るゆえんも、まさしくここにあるのである。この書が、新....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
いたい。姉妹芸術としての俳諧連句については昭和六年三月以後雑誌「渋柿」に連載した
拙著論文【「連句雑俎」】を参照されたい。現在の論文は、これと「二枚折り」になる性....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
豊隆・安倍能成両氏の著書から暗示を受けた点も多いように思われるのである。 なお
拙著「蒸発皿」に収められた俳諧や連句に関する所説や、「螢光板」の中の天災に関する....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
であろうか。物理学Aが之に代位すべき理論A′に――どうして証明するか。 * 私は
拙著『科学方法論』二一二頁〔本全集第一巻所収〕以下に於て、何故物理学が自然科学の....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
ムとが、初めて本来の正常な有機的連関に、現実的に到着するだろうと考えられる。 *
拙著『イデオロギーの論理学』の内の「科学の大衆性」【本巻所収】の項を参照。人々は....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
歌人が実行しているのだから、驚き尊敬せねばならぬのである。こういう事は、近く出す
拙著、「短歌初学門」でも少しく説いて置いた筈である。 ○ ....
「物理学の応用について」より 著者:寺田寅彦
の必要な事は勿論である。海洋に関する物理的事項の重なるものについては近頃出版した
拙著『海の物理学』にその梗概を述べておいた。なお直接水産方面に関して、自分の知っ....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
刺戟し合いしてこそ、始めて意義あり且つ甚大なる発展が期待されるのである。僕はこの
拙著を公にするに際して、この事を敢えて本格的科学者の一団に向い、声を大きくして叫....
「書籍の風俗」より 著者:恩地孝四郎
のがある。この種のものは日本では、大形の写真貼などの外は刊行本には殆どない。近刊
拙著詩文集はその方式でやることになっている。本装になると背が一つの重要な働きをも....
「しゃもじ(杓子)」より 著者:佐藤垢石
は、彼の狸め、今もって頑健であるとみえるな。 怪物「しゃもじ」のことについては
拙著「狐火記」のうちに書いておいたが、しかしこのような剽軽な変化は、二度と再び出....
「老狸伝」より 著者:佐藤垢石
に本場だけのことはあると思ったのである。 狸は、わが上州に最も多く棲んでいると
拙著『たぬき汁』に書いて置いた。上州でも、榛名山麓に最も多い。 近年でも、その....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
し給える蝦夷の日高見国をも、当時の蝦夷蟠居の域なる北上川下流地方に擬定せるなり(
拙著『読史百話』所載「日高見国と日高見川」参照)。されば、平安朝以後の人士はもち....
「迷信解」より 著者:井上円了
、その原因の不明瞭なるより、これを天狗に帰したるまでである。そのくわしき説明は、
拙著『天狗論』および『妖怪学講義』に出でておる。 俗に、人の死して後その形を現....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ない見透しをつけることが出来ると思うのである。 註 右の部分の考え方については、
拙著『新古今時代』を参考していただければ幸である。 『千載集』の奏覧は後鳥羽天皇....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
いたいと存じます。 終りに臨んで、この小冊子を読まれるお方々は、なにとぞ今一度
拙著の『融和促進』の御復読を願いたいと存じます。またすでに『融和促進』をお読み下....