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「拝復〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

拝復の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二十世紀旗手」より 著者:太宰治
と、支払ったお金の額だけ働いて呉れることと存じます。四日、深夜。太宰治。」 「拝復。四日深夜附|貴翰《きかん》拝誦《はいしょう》。稿料の件は御希望には副《そ》....
」より 著者:太宰治
五日して戸田さんから葉書をいただきましたが、それにはこう書かれて居りました。 「拝復。お手紙をいただきました。御支持をありがたく存じます。また、この前のお手紙も....
風の便り」より 著者:太宰治
て置きます。)御自愛を祈ります。敬具。 六月十日木戸一郎 井原退蔵様拝復。 先日は、短篇集とお手紙を戴きました。御礼おくれて申しわけありませんでし....
虚構の春」より 著者:太宰治
師走上旬 月日。 「拝復。お言いつけの原稿用紙五百枚、御入手の趣《おもむき》、小生も安心いたしました....
」より 著者:ゴーゴリニコライ
を光栄と存じ候。 プラトン・コワリョーフ拝 アレクサンドラ・グリゴーリエヴナ様拝復 お手紙を拝見いたし、この上なく驚き入りました。打ち割ったところ、思いもよ....
新郎」より 著者:太宰治
るか。お願いします。草田舎の国民学校訓導より。―― 私は返事を出した。 ――拝復。貴翰拝読いたしました。ひとにものを尋ねる時には、も少していねいな文章を書く....
トカトントン」より 著者:太宰治
を受け取った某作家は、むざんにも無学無思想の男であったが、次の如き返答を与えた。拝復。気取った苦悩ですね。僕は、あまり同情してはいないんですよ。十指の指差すとこ....
平野義太郎宛書簡」より 著者:野呂栄太郎
拝復 たびたび御手紙|賜《たま》わりありがたく存じます。その都度御返事申し上ぐべ....
書簡(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
拝復。始終『アララギ』を送って頂いておりながらほんの時々しか読んでいないので甚だ....
書簡(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
拝復。島木さんの事について何か書くようにとの御手紙を頂きましたので、考えてはみま....
返事」より 著者:太宰治
拝復。長いお手紙をいただきました。 縁というのは、妙なものですね。(なんて、こ....
肝臓先生」より 著者:坂口安吾
ンチキだと思っているのである。先生はそこに気がついたから、さッそく返事を送った。拝復 昭和十七年四月十五日附御照会の件拝読|仕りました。葡萄糖注射が肝臓疾患治療....
瘠我慢の説」より 著者:榎本武揚
より所労平臥中、筆を採るに懶く、乱筆|蒙御海容度候。 榎本武揚氏の答書拝復。過日|御示被下候貴著|瘠我慢中、事実相違之廉並に小生之所見もあらば云々との....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
生徒が騒いで乱暴する所をかいて御覧に入ます。(三八、一一、二四) ○拝復 十四日にしめ切ると仰せあるが十四日には六ずかしいですよ。十七日が日曜だから....