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拝診
「拝診〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
拝診の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「『七面鳥』と『忘れ褌』」より 著者:佐藤垢石
くれる者がなかったので、まことに不満でいたところ、ある日奥医師が六人打ち揃って、
拝診に伺候した。 当時、将軍家の奥医師というのは三十人常置となっていて、毎日六....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
面を見られるのを厭って、糸で手首を結わえて、簾の間から出されるのを、膝行頓首して
拝診したというのです。これを糸脈というのですが、恐らくは形式だけのものでしょう。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
子に譲るべく、その一つとしてこんな心支度もしていたのであったらしい。 「とくと、
拝診申し上げましてござります」 さっそく召された二人の典医は、登子の案じ顔をみ....