拝趨[語句情報] » 拝趨

「拝趨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

拝趨の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
当分の間は、のべつ幕無しに出勤致し候《そろ》為め、不得已《やむをえず》賀状を以て拝趨《はいすう》の礼に易《か》え候段《そろだん》不悪《あしからず》御宥恕《ごゆう....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
べて、 「実は、それにつき、日頃の御恩顧《ごおんこ》に甘えて、真直ぐに、御当家に拝趨《はいすう》いたした次第でござりますが――一松斎、年来の情誼《じょうぎ》を忘....
十二支考」より 著者:南方熊楠
しといわれた。そのコンスタンチン大帝の厚聘《こうへい》を却《しりぞ》けてローマに拝趨《はいすう》せなんだり、素食《そしょく》手工で修業して百五歳まで長生したり、....
連環記」より 著者:幸田露伴
、世俗の者共|月卿雲客の任官謝恩の如くに、喜びくつがえりて、綺羅をかざりて宮廷に拝趨するなどということのあるべきでは無いから、増賀には俗僧どもの所為が尽く気に入....