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拾遺集
「拾遺集〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
拾遺集の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に出口米吉君の近刊『日本生殖器崇拝略説』に『日本書紀通証』から孫引きされた『扶桑
拾遺集』に、〈源順《みなもとのしたごう》、庚申|待夜《たいや》、伊勢斎宮に侍りて....
「連環記」より 著者:幸田露伴
山の雪のした草われなれやしたにもえつゝ年の経ぬらん」とあるのも兼盛の歌である。後
拾遺集恋一、「恋そめし心をのみぞうらみつる人のつらさを我になしつゝ」、続千載集恋....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
について大した幻想は抱いて居りません。 これまでの手紙で忘れていたこと=(手紙
拾遺集のようになるけれども)去年の九月から、母が生前書いたものを、主として日記で....
「曠野」より 著者:堀辰雄
忘れぬる君はなかなかつらからで いままで生ける身をぞ恨むる
拾遺集 一 そのころ西の京の六条のほとりに中務大輔《なかつかさのたいふ》なにが....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
等からも依頼があった。歌集でないものにも筆を染めた。今それらを列挙すると、『続後
拾遺集』、『殷富門院大輔集』、『樗散集』、『道因法師集』、『寂然法師集』、『鎌倉....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
あしひきの山鳥の尾の永きこの夜を」(巻十一・二八〇二)の別伝として載っているが、
拾遺集恋に人麿作として載り小倉百人一首にも選ばれたから、此処に選んで置いた。内容....
「『新新訳源氏物語』あとがき」より 著者:与謝野晶子
つかなたれに問はましいかにして 初めもはても知らぬ我身ぞ これらの佳作は後
拾遺集の秋の歌の巻頭の大弐の三位作の はるかなるもろこしまでも行くものは 秋....
「歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
が言うのだから、尠くとも、此方面に関してだけは、間違いは言わない筈である。 難後
拾遺集・難千載集以後歌集の論評は、既に師範家意識が出て居て、対踵地に在る作者や、....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
事をしている意識が題の上にもはっきり出ている上に、歌風も殆ど同じといってよい。『
拾遺集』で少し感じが変るけれども、大体同じと見てよいのである。だからこの三つを併....