» 持崩

「持崩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

持崩の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
首が落ちた話」より 著者:芥川竜之介
したる勇士なれど、凱旋《がいせん》後とかく素行|修《おさま》らず、酒と女とに身を持崩《もちくず》していたが、去る――日《にち》、某酒楼にて飲み仲間の誰彼と口論し....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、いずれ嬉しい返事を、と弦光も待つうちに、さあ……梅雨ごろだったか、降っていた。持崩した身は、雨にたたかれた藁のようになって、どこかの溝へ引掛り、くさり抜いた、....
黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
め周囲のものの責任ともいえるのだ。 重武は十八の年にはもう女と酒を知って、身を持崩し、二川家を飛出して、それから兄の名を騙って、方々で金を借り倒し、危く刑法に....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
」とプロス嬢は言った。「その男というのは私の弟のソロモンでしたの。もしあれが身を持崩していませんでしたらばですがねえ。」 また始った。ロリー氏がいつかプロス嬢....
すみだ川」より 著者:永井荷風
が夜なぞは折々《おりおり》雨かと誤《あやま》たれた。蘿月は若い時分したい放題身を持崩《もちくず》した道楽の名残《なごり》とて時候の変目《かわりめ》といえば今だに....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
世間のことにうとく、従って、昔の神尾あるを知って、その後の神尾を知らない。さしも持崩して千瘡万穴の、この神尾の醜骸を、まだ取りどころのあるものとして、手を触れて....
虎狩」より 著者:中島敦
しているという噂を一しきり私は聞いた。次には、彼が上海《しゃんはい》に行って身を持崩しているというような話も――これはやや後になってではあるが――聞いた。その何....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
《ほしいまま》に育てるも苦しからずや。養家に行きて気随気儘《きずいきまま》に身を持崩し妻に疏《うと》まれ、又は由なき事に舅を恨み譏《そし》りて家内に風波を起し、....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
勢が得ているとはどうしても見えない。軽躁《けいそう》と心附かねばこそ、身を軽躁に持崩しながら、それを憂《う》しとも思わぬ様子※|醜穢《しゅうかい》と認めねばこそ....
二重心臓」より 著者:夢野久作
んというのは、近くの村の百姓の娘で、持って生れた縹緻美しと伝法肌から、矢鱈に身を持崩していたのを、持て余した親御さんと世話人が、情を明かして等々力の若親分に世話....