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持札
「持札〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
持札の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
すむと、彼は一人一人の手にある札をすっかり知ってしまい、あとは、まるで他の連中が
持札の全部をさらしてでもいるみたいに、絶対的な確信をもって自分の札を切り出すので....
「南路」より 著者:宮本百合子
に興が乗っても、決して経済のことは忘れない。十分位停車するステーションに来ると、
持札を投げすてて外の売店に駈けて行く。そして、果物や糖菓《キャンディー》の紙袋を....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
る人間だろうか? 9 また源三郎は怒鳴り出した。 「鏡仕掛けとは何事だ! 鏡に
持札を写されてみろ、相手に
持札がみんな知れ、どんな旨い手を使ったところで、裏ばか....