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持芸
「持芸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
持芸の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
口《ちょく》を包み、大事そうに帯の間にしまった。
太鼓持は、芸者の歌三味線で、
持芸を並べたてていた。雪之丞つつましやかに、江戸前の遊芸を眺めているふりをしてい....
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
生が国の独立のために役だとうと決心している心は、こんな風なよそよそしい、有名人の
持芸で、何ものを加えられるというのだろう。伸子は、年長者としての親切のない態度へ....
「イオーヌィチ」より 著者:神西清
ールキン家の人々はお客を歓迎して、朗らかな、心から気置きのない態度で、めいめいの
持芸を披露に及ぶのだった。彼らの大きな石造りの邸はひろびろしていて、夏分は涼しく....