持重り[語句情報] » 持重り

「持重り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

持重りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
縷紅新草」より 著者:泉鏡花
くたびれやしない。くたびれたといったって、こんな、提灯の一つぐらい。……もっとも持重りがしたり、邪魔になるようなら、ちょっと、ここいらの薄の穂へ引掛けて置いても....
政談十二社」より 著者:泉鏡花
船頭が持つ櫂のような握太な、短い杖をな、唇へあてて手をその上へ重ねて、あれじゃあ持重りがするだろう、鼻を乗せて、気だるそうな、退屈らしい、呼吸づかいも切なそうで....
雪柳」より 著者:泉鏡花
。」 と口々に、式台へ、ぱらぱらと女たち。 門|外へ足がのびた。 「手桶では持重りがして手間を取る、椀、椀、椀。」 といった……ここは書きとりにくい。魔界....