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指南所
「指南所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
指南所の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
日、それぞれ思い思いの天神祭りをするのが例でした。 寺小屋がそうです。 書道
指南所がそうです。 それから私塾《しじゅく》。 およそ、文字と筆にかかわりの....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
い看板があるのです。 「ウフフ、おどしているぜ。左京流小太刀ならびに山住流含み針
指南所とふた道かけたこの看板がすさまじいじゃねえかよ。では、ひとつお嬢さまを拝見....
「道草」より 著者:夏目漱石
「それよか、善光寺《ぜんこうじ》の境内《けいだい》に元祖|藤八拳《とうはちけん》
指南所という看板が懸っていたには驚ろいたね、長さん」 「這入《はい》って一つ遣っ....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
師匠があっても、御屋敷へ稽古に通わせる方が行儀がよくなると云って、わざ/\武家の
指南所へ通わせる親達もある。痩せても枯れても旗本の殿様や奥様が涎れくりの世話を焼....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
学校であるが、その当時は私立小学校と呼ばれていた。この私立の二校は江戸時代の手習
指南所から明治時代の小学校に変ったものであるから、在来の関係上、商人や職人の子弟....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
々竹刀の音もするが、それより無駄話や高笑いの方が、一層繁く聞こえて来た。 剣道
指南所というよりも、倶楽部と云った方がよさそうである。 「父親から仕送りが来るん....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
「これは一体どうしたことで?」 「…………」 愉快そうに笑っている。 「武芸
指南所の門札は、商家の看板と等しなみに、その家にとりましては大切なもの、これを外....
「道」より 著者:織田作之助
。佐伯の勘は当っていた。そこから街へ通うバスが出るのだった。停留所のうしろは柔術
指南所だった。柔道着を着た二人の男がしきりに投げ合いをしていた。黒い帯の小柄な男....