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「指揮刀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

指揮刀の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
い、何ですか?」 償勤兵となった彼は、これまでにも、幾度か殴られた。蹴られた。指揮刀が歪むほどひッぱたかれた。彼は、何回となくそれを忍んできた。ほかの者だって....
社会時評」より 著者:戸坂潤
軍大臣になった時、最も興味のあるエピソードの一つだったのは閣下がいつもサーベル(指揮刀)ではなしに軍刀を腰にしているという話しだった。之は武士道を片時も忘れない....
いわゆる「反省」は我々を救うか」より 著者:岸田国士
尉で、自習室へはいつて来る前から、佩剣の音をわざと高く立て、それは長靴のかゝとで指揮刀のさやを蹴りつゝ歩く一種の青年士官の気取りでもあるが、生徒たちは、あらかじ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に廃止する事を切望する。猥りに刀を抜き敵に狙撃せられた例が少なくない。そうすれば指揮刀なるものは自然必要なくなる。日本軍人が指揮刀を腰にするのはどうも私の気に入....