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按腹
「按腹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
按腹の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
かめくら》でございまして鍼は出来ません」
新「じゃア致方《いたしかた》が無い、
按腹《あんぷく》は」
按摩「療治も馴れません事で中々上手に揉みます事は出来ませ....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ったが別段の験《げん》も見えなかったから近頃はまた食い出した。××に聞くとそれは
按腹《あんぷく》揉療治《もみりょうじ》に限る。ただし普通のではゆかぬ。皆川流《み....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
て燭を隠し出で往いた跡へ素早く馬が入れ替り居るとは白歯の似せ娘、馬をその妻と心得
按腹する指先で男と判《わか》り、逃げかかる処を馬が止め検すればこれも立派な男子の....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
左衞門の云った通り入口が門形に成りまして、竹の打付の開戸が片方明いて居て、其処に
按腹揉療治という標札が打ってございます。是から中へ這入ると左右が少し許り畠になっ....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
る。見世ものではない。こりゃ牛鋪じゃ。が、店を開くは、さてめでたいぞ。 ほう、
按腹鍼療、蒲生鉄斎、蒲生鉄斎、はて達人ともある姓名じゃ。ああ、羨しい。おお、琴曲....