挙げ句の果て[語句情報] » 挙げ句の果て

「挙げ句の果て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

挙げ句の果ての前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
っ取った奴だ。その上に、兄の娘を十五の春から十九の秋まで無給金同様に追い使って、挙げ句の果てに殺してしまって、老後の兄を路頭に迷わせる。おれももう堪忍袋の緒が切....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の旦那には女房がある。これがお定まりのやきもちで、いろいろのごたごたが起る。その挙げ句の果てに、女房は二日の晩にこの大川へ飛び込んだ。亭主もいい心持はしねえから....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
て、だしぬけに鯉を売ってくれと云ったところで相手が取りあう筈もない。思案に暮れた挙げ句の果てに、思いついたのが怪談がかりの狂言で、そこらの井戸の水か何かで髪をぬ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ないので、本尊の木像をかつぎ出すやら、坊主と手を切れと責めるやら、大騒ぎをやった挙げ句の果てが、更にこんな大騒ぎを仕出かしてしまったんです」 「その弁天様はどう....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
た奴等だ。とんでもねえ奴等だ。人もあろうに、清浄の尼さんにそんないたずらをして、挙げ句の果てが殺すとは……。あいつら、どうせ地獄へ堕ちるに決まっている。首を斬ら....