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挙場
「挙場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
挙場の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「魚玄機」より 著者:森鴎外
温鍾馗と云うのは、恐らくは太原の温岐の事だろう。またの名は庭※、字は飛卿である。
挙場にあって八たび手を叉けば八韻の詩が成るので、温八叉と云う諢名もある。鍾馗と云....
「婦人の一票」より 著者:宮本百合子
本の国民の胸に烙きつけたのである。全有権者は、この生々しい不安と手にわたされた選
挙場への入場票を見くらべて、深い思いにうたれるのである。 中年の家庭婦人は、政....
「求め得られる幸福」より 著者:宮本百合子
ぞこうとしているのでしょうか。この重大な必要はまだ十分理解されていません。 選
挙場に土足でふみこむ吉田首相が、首相として泰然自若と首切りにとりかかりはじめたの....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
コロニーの牧牛や馬に自分の名をかいて「選挙せよ」とやったり、急ごしらえの楽隊で選
挙場へくりこんだり、そういう大人の模倣としての子供のわるさをもっと落ついて描いて....
「選挙漫談」より 著者:黒島伝治
十銭から、一円、二円、三円と、上って、まず、五円から、十円どまり位いだ。百姓が選
挙場まで行くのに、場所によっては、二里も三里も歩いて行かなければならない。 と....