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振出人
「振出人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
振出人の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
れでよく分った。どうも支店長さん、いろいろ済みませんでした。後は小切手の番号から
振出人と裏書に書いた四本指の男の名前、それからその十分前にニッケルを預けていった....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
物思いから、彼はアッタスン氏のだしぬけの質問で呼びさまされた。「で君は、小切手の
振出人がそこに住んでいるかどうかは知らないんだね?」 「いそうなところじゃないで....
「死の前後」より 著者:豊島与志雄
月期限の約束手形八千円の証書を貰ってきてほしいと、ただそれだけのことだった。但し
振出人は先方の専務個人で、宛名はこちらの会社だから、それを注意してこなければなら....
「鬼」より 著者:織田作之助
くから外出した序でに、銀行へ廻る。がもうその時は、小切手の有効期間が切れている。
振出人に送り戻して、新しい小切手を切ってもらうのがまた面倒くさい。 「そんなわけ....
「日蔭の街」より 著者:松本泰
、床に入っているに限る。それが儂には最上の療法なんだよ」と笑いながらいった。私は
振出人ヒギンスの署名で、無記名一千円の小切手を書かせられた。老人は私からそれを受....
「アパートの殺人」より 著者:平林初之輔
ですから、何だろうと思って抜き出してみると、今朝《けさ》の日付の小切手なんです。
振出人は松木さんで、額面は五百円で、銀行は××銀行の牛込支店でした。 私はいっ....