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振回し
「振回し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
振回しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
在ってもよく燃えるので、その皮を炬火《たいまつ》として大雨中《だいうちゅう》でも
振回して歩く事が出来るそうだ。先刻《さっき》通ったあの金性水の所には、昔時《むか....
「入れ札」より 著者:菊池寛
ねえが、今じゃ盃をもらって子分になってりゃ、俺たちとは朋輩だ。あんまり昔のことを
振回しなさんなよ。 (九郎助、黙る) 弥助 だが浅太郎、お前はな、いくら親....
「ワーニャ伯父さん」より 著者:神西清
束ごとさ。 マリーナ それがいいのさ。さっきのあの騒ぎといったら――ピストルまで
振回してさ。いい恥っさらしだよ。 テレーギン アイヴァゾーフスキイあたりに描かせ....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
カラといっている。これには三つの乳を付けて、大小三個の丸餅をその穴に挿み、これを
振回して餅を投げ飛ばすのである。そうして後にそのわら飾りを樹に引掛け、その枝を少....