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「振振〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

振振の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
掛るように思われたので。…… 「ええ。」 紫玉はスッと立って、手のはずみで一|振振った。 「ぬしにおなりよ。」 白金の羽の散る状に、ちらちらと映ると、釵は滝....
古狢」より 著者:泉鏡花
――それを縦に取って、真鍮の蓋を、コツコツ開けたり、はめたりする。長い髪の毛を一振振りながら、(猟師と見えますか。)ニヤリと笑って、(フフン、世を忍ぶ――仮装で....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
立っている奴がある。遣られて倒れる奴がある。 手探で歩きながら人を切る。 刀を一振振る度に、敵は倒れる。 目の前には霧が掛かっているようで、 耳はがんがん鳴って....