振替[語句情報] » 振替

「振替〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

振替の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
和本出版半狂堂洋本出版有限社主人 発行所 東京市本郷区向ヶ丘弥生町二番地 有限社振替東京二八三九八 電話小石川 二六九番 (普及目的)有断許複製 本書紙型貸与亦....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
や鎰屋のお駒の顔を想い泛べた。九時きっちりに出社すると、帳簿の整理をやらされた。振替郵便が来ると、入金簿へ金額、氏名、名目を記載し、もし購読料ならば購読者名簿へ....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
はどうか。これもまた、検事局の手入れがあったが、「み知らせ」による病気治療や「お振替え」(信者は便法上自分の不幸を教祖御木徳一の身へ振替えることが出来るという)....
家庭と学生」より 著者:宮本百合子
ル粛正も、専ら家庭内の実行にかけられている。 昨夜の夕刊には、大蔵省の初の月給振替払いの日のことがのっていた。月給百五十円以上の人々は、現金としては半額しか入....
平凡」より 著者:二葉亭四迷
れて、小《こ》ッ甚《ぴど》くコキ使われ、果は下女の担任であった靴磨きをも私の役に振替えられて了った。無論其時は私は憤激した。余程《よッぽど》下宿しようかと思った....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、飽きの来た時分を待つに越したことはないと考えたればこそ、お角も、米友と道庵とを振替えて、しばし京大阪で気を抜いてから、またここへ出直してのこと――とだいたいそ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
身の上にとりついてやるとおっしゃったようですが、いつのまにか金蔵さんとやらの方へ振替わりましたね、お門違いじゃないかね」 「違いはありません。それから、もっと恨....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ら、さすがのがんりきも苦笑いをしないわけにはゆきません。せっかくの相合傘の相手が振替えられた上に、その振替えられた相手から刎《は》ねられる始末だから、いやはや、....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
と思うわ。そちらでの生活が何とかなる見とおしさえつけば。東京との連絡は絶えますし振替とか為替はきかなくなりますし金銭そのものが大いに変化いたしましょうし。どうか....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
いた。 「幸なる哉、法華経のために身を捨てんことよ。臭き頭をはなたれば、沙に金を振替へ、石に玉をあきなへるが如し。(種々御振舞御書)」 彼は刑場におもむく前、....
暗号数字」より 著者:海野十三
を手渡した。そこは普通の民家を装ってあるが、長距離電話もあれば、電信略号もあり、振替番号まで詳細に記載してあった。 帆村荘六は、この木村事務官との会見によって....
美人鷹匠」より 著者:大倉燁子
の腕に呼び下したり、また松の樹の上に呼び上げたり、一通りやってから、 「こん度は振替渡り――、さあ、どなたか肩を貸して下さい。鷹が飛び移りますから――」 群集....