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「振袖火事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

振袖火事の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
面から江戸へ燃えひろがり、下町全部と丸の内を焼いた。江戸開府以来の大火は、明暦の振袖火事と明和の行人坂火事で、相撲でいえば両横綱の格であるから、行人坂の名が江戸....
函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
とが実にいっそう珍しいことなのである。 徳川時代の江戸には大火が名物であった。振袖火事として知られた明暦の大火は言うまでもなく、明和九年二月二十九日の午ごろ目....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
震は、越後、相模、紀伊、山城で、越後に海嘯があった。 四 元禄大地震、振袖火事、安政大地震 慶長五年の関ヶ原の役で、天下の権勢が徳川氏に帰すると共に....
日記」より 著者:宮本百合子
派なものだ。 夜高村の婆さんが仕事を持って来る。炬燵《こたつ》にあたりながら、振袖火事の話をしてやる。事実と架空的な話をごっちゃにして感心して居た。 十二月十....
目黒の寺」より 著者:岡本綺堂
面から江戸へ燃えひろがり、下町全部と丸の内を焼いた。江戸開府以来の大火は、明暦の振袖火事と明和の行人坂火事で、相撲でいえば両横綱の格であるから、行人坂の名が江戸....
日和下駄」より 著者:永井荷風
ぶ》の榎《えのき》との配合が自《おのずか》ら絵になるように甚だ面白く出来ている。振袖火事《ふりそでかじ》で有名な本郷本妙寺《ほんごうほんみょうじ》向側の坂もまた....