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挺する
「挺する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
挺するの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「プロ文学の中間報告」より 著者:宮本百合子
作家が社会の客観的関係と自身プロレタリア作家であることの真の意味とを理解して身を
挺することを学ぶこと等が、必要とされているのである。〔一九三七年四月〕....
「昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
共に既に大衆文学へ移っている。さりとて上記の作家達が『文芸戦線』の文学運動に身を
挺するには、その文学理論が納得されなかったこともあろうし、その納得されにくい気分....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ました。これはこれ一場の喜劇のようなものだが、一代の風潮もこの通りで、進んで身を
挺するの勇者さえ現わるれば、悪風を退治するのはむしろ容易《たやす》いことで、悪は....
「日映の思い出」より 著者:坂口安吾
もないのである。 ディレッタントとかアマチュアというものは良い目があっても身を
挺する信念も情熱も本当の自信もないのだから駄目で、芸術界に限らず、政界でも財界で....