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「捕物帳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

捕物帳の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
1 ――だんだんと回数を重ねまして、名人の捕物帳《とりものちょう》もいよいよ今回は第十四番てがらとなりましたが、目のあると....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
かも知れない。 この事件の探索に主として働いた岡っ引の吉五郎は、わたしが「半七捕物帳」でしばしば紹介した彼《か》の半七老人の養父である。....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
のお話が始まるのです。まあ、そのつもりでお聴きください」 二 この「捕物帳」を読みつづけている人々は定めて記憶しているであろう。この年の四月、半七は....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
吏にかこまれて自殺したのは、嘉永三年十月の晦日である。その翌年の四月、この「半七捕物帳」で云えば、かの『大森の鶏』の一件から三月の後、青山百人町を中心として、さ....
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
ぎの日曜日と記憶している。わたしは午後から半七老人の家をたずねた。老人は彼の半七捕物帳の材料を幾たびかわたしに話して聞かせてくれるので、きょうも年始の礼を兼ねて....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
禍であった。この恨みは綿々として尽きない。(昭和8・3「書物展望」) 回想・半七捕物帳 初めて「半七捕物帳」を書こうと思い付いたのは、大正五年の四月頃とおぼえ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
読む人々の便宜のために、わたしも少しばかりここにその受け売りをして置きたい。 「捕物帳というのは与力や同心が岡っ引らの報告を聞いて、更にこれを町奉行所に報告する....
落雷のあと」より 著者:豊島与志雄
て、衝立の向うの一廓になってる、秘書主任三宅弘子のところへ行きました。彼女は或る捕物帳の本をもう何度目か繰返し読んでいました。 立川は眼を伏せて封筒を差出しま....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
小生もついに別荘の七ツ八ツ風光明媚なるところにブッたてようという遠大千万なコンタンによって「捕物帳」をかくことゝなり、小説新潮の案内で、箱根の谷のドン底の温泉旅館へ行った。....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
な事件ではあったけれど、秘密の間に行われたためか、市民達はほとんど知らなかった。捕物帳にも載せてなければ、奉行所の記録にも記されてない。これは疎漏といわなければ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
筆的なものでもよろしいなら、まア、この方はなんとかなりそうだが、小説新潮は連載の捕物帳だ。私はこの捕物帳で短篇探偵小説の新しい型をつくってみたいと思っていた。推....
歴史的探偵小説の興味」より 著者:小酒井不木
ことの出来ぬ時代もそれと同じような気分を湧かすからである。 岡本綺堂氏の「半七捕物帳」は私の大好きな歴史的探偵小説の一つであるが、事件そのものよりも、舞台が江....
科学的研究と探偵小説」より 著者:小酒井不木
っそ科学の発達しない時代のことならそのつもりで読むから面白い。 綺堂氏の「半七捕物帳」や「半七聞書帳」などは、私は好きである。現代の小説は、あくまで現代の科学....
半七捕物帳の思い出」より 著者:岡本綺堂
初めて「半七捕物帳」を書こうと思い付いたのは、大正五年の四月頃とおぼえています。そのころ私は....
随筆銭形平次」より 著者:野村胡堂
忘れたのは、なんとしても重大な私の手落ちであった)。 三 岡本綺堂先生が「半七捕物帳」というものを書いたのは、ともかくも日本の文壇には大きな「劃時代的」な事で....