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捗る
「捗る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
捗るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
何とか言って来そうなものだと思ったが、別に深くも気にとめないで、僕は自分の仕事の
捗るのを楽しみに、宿屋から借りた古机に毎日親しんでいた。その月も中ごろになると紅....
「岡本一平論」より 著者:岡本かの子
粋を好むと同時に、また無茶な悪食、間食家でもありました。 仕事は、昼よりも夜に
捗るらしく、徹夜などは殆ど毎夜続いた位です。昼は大方眠るか外出して居るかでした。....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
神的な面からも、なかなか面白い研究ができ、その結果を応用すれば、声の矯正は意外に
捗るのではないかという期待をもっています。早い話が、明治時代までは、やや格式を重....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
歩き出すとあぶないから、今のうちに乗せておくれよ」 これでは早立ちしても道程は
捗るまい。お通がうなずきもせぬうちに、城太郎はもう通り越した四軒茶屋のほうへ、大....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、猶予しているはずはない」 「いや、相手は輦輿や女房輿をつれていること。急いでも
捗る道のりは知れている。追ッかけ追っかけ、山の極みへまで追いつめてゆけば」 「あ....