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捜査本部
「捜査本部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
捜査本部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
たのか、怒ったような顔をして、そこを去った。 痣蟹の空中葬 丁度その頃、
捜査本部では、雁金検事と大江山捜査課長とが六ヶ|敷い顔をして向いあっていた。机の....
「海底大陸」より 著者:海野十三
のであった。その大西洋の鉄水母のことは、ラスキン大尉から無線電信で打電したので、
捜査本部をはじめクイーン・メリー号の捜査にしたがっていた汽船ルゾン号なども皆それ....
「三狂人」より 著者:大阪圭吉
市内の各交番へ……急に引締った緊張が眼苦しく電話線を飛び交わして、赤沢脳病院の仮
捜査本部は色めき立って来た。 間もなく増援されて来た警官隊は、二手に分けられて....
「愚人の毒」より 著者:小酒井不木
件は意外に複雑しているようですから、死体の解剖をしてくださった片田博士と、なお、
捜査本部の藤井署長にも、こうしてお立ち会いを願いました」 こう言って津村検事は....
「山吹町の殺人」より 著者:平林初之輔
中である。臨検の警官は既に有力な証拠品をつかんだらしく、深夜にも拘らず×××署を
捜査本部としてある方面に活動を開始した模様であるから、本日中には犯人は逮捕される....
「超人間X号」より 著者:海野十三
―おりから、ちょうど交替《こうたい》の警官が来たのをさいわい、娘をつれ、出張中の
捜査本部のある竹柴村《たけしばむら》へおりていった。 知らせを聞いて、奥から氷....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
にもいわなかった。 「じゃあ房枝さんも、ニーナさんもとにかく一度向こうへいって、
捜査本部の方の質問に、こたえられたらいいでしょう」 帆村は、別れのあいさつのか....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
様は知らないか」 「私はまだ聞いておりません」 「知らない。知らなければちょっと
捜査本部に行って、様子を聞いてこい」 「はい。しらべてきます」 水兵は、いそぎ....
「流線間諜」より 著者:海野十三
十二歳、目下姙娠四箇月ナリ、死因ハ未ダ詳カナラザレド中毒死ト認ム」 この報告は
捜査本部の話題となった。 「姙娠四箇月とは気がつかなんだねえ」 「中毒死とすると....
「投手殺人事件」より 著者:坂口安吾
きませんでしたか」 「何もききません。よく睡っていましたから」 そこで所轄署に
捜査本部をおき、屍体を検視して現場は鑑識員の徹底的な調査と、それから、家探しが行....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
と、平信徒の牧田では、どうにもならず、まったく確証があがらない。 牧田は密々に
捜査本部へ招ぜられて、新十郎からきわめてこまかな取調べをうけた。牧田は最高学府の....
「犯人」より 著者:坂口安吾
怯えたり慌てたりしたのかも知れなかった。 ★ 村の駐在所に
捜査本部ができて、連日人々が出入した。二週間すぎたが、容疑者はあがらなかった。サ....
「魔都」より 著者:久生十蘭
十二カ所の捜索支部からは、時々刻々の状況をひっ切りなしに神経中枢に報告して来る。
捜査本部を置かれた刑事部長室の拡声機は気が狂ったように叫び続けるが、皇帝の行方は....
「肌色の月」より 著者:久生十蘭
たい……それから大池の細君の身許調査は?」 「二課にあるはずです」 「一括して、
捜査本部へ送るように、至急、申送ってくれたまえ」 「かしこまりました」 「畑中君....
「三稜鏡」より 著者:佐左木俊郎
つけ続けていた。そして路面からの反射光線は室内にまで火矢のように躍り込んでいた。
捜査本部では、当事者達が一台の扇風機を囲んで、汗を拭きながら、捜査の方針を練って....