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捧げ物
「捧げ物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
捧げ物の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
餓虎に施した故蹟に諸宝玉で餝《かざ》った大※堵波あり、隣邦の王公士民競うて参詣し
捧げ物多く花を撒き燈を点《とも》して間断《たえま》なしと見ゆ。結局《つまり》前出....
「源氏物語」より 著者:紫式部
をした。宮中、東宮、院の后の宮、中宮をはじめとして、法事へ諸家からの誦経の寄進、
捧げ物なども大がかりなものが多いばかりでなく、この法会に志を現わしたいと願わない....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
天路知らしめ 〔巻五・九〇六〕 山上憶良 これも同じ歌で、「布施」は仏教語で、
捧げ物の事だから、前の歌の、「幣」と同じ事に落着く。この歌も、童子の死にゆくさま....
「法然行伝」より 著者:中里介山
音して六時礼讃《ろくじらいさん》を修し、七日念仏した。結願《けちがん》の時種々の
捧げ物を取り出でたのを法然は不受の色を表わして、 「念仏というものは自らの為の勤....