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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
ているかのように、勢い込んで唄うのであった。 ラシイヌはゆるやかに歩みながら、捨て目捨て耳を働かせて、彼らの様子を窺った。そうして心で罵った。 「フン、いくら....