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「据う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

据うの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天守物語」より 著者:泉鏡花
まい。 包を開く、首桶。中より、色白き男の生首を出し、もとどりを掴んで、ずうんと据う。 や、不重宝、途中|揺溢いて、これは汁が出ました。(その首、血だらけ)これ....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
顧みて)椅子をこちらへ。 侍女三、四、両人して白き枝珊瑚の椅子を捧げ、床の端近に据う。大|隋円形の白き琅※の、沈みたる光沢を帯べる卓子、上段の中央にあり。枝のま....
錦染滝白糸」より 著者:泉鏡花
たお前の顔が、色艶から、目鼻立まで、そっくりじゃないか。さあ。(位牌を捧げ、台に据う。) 白糸 (衣紋を直し、しめやかに手を支う)お初に……(おなじく声を曇らし....
平家蟹」より 著者:岡本綺堂
じの色もなき浦の苫屋のわび住居。心ばかりの三三九度じゃ。 (三方を両人のあいだに据うれば、両人は形をあらためて一礼す。玉虫は更に祭壇より神酒を入れたる甕を取りお....