据腰[語句情報] »
据腰
「据腰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
据腰の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
りげに聞えたので、手んぼうならぬ手を引込め、不具の方と同一処で、掌をあけながら、
据腰で顔を見上げる、と皺面ばかりが燭の影に真赤になった。――この赤親仁と、青坊主....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
爺だ――ね。」 と、琴曲の看板を見て、例のごとく、帽子も被らず、洋傘を支いて、
据腰に与五郎老人、うかうかと通りかかる。 「あれ! 何をする。」 と言う間も無....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
、澄まし返った小憎らしさに、藩主が扇子をもってポンと一つ頭を打つや、颯と立って、
据腰に、やにわに小刀に手を掛けて、百万石をのけ反らした。ちょっと弁吉の悪戯だとい....