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捲り上げる
「捲り上げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「歌麿懺悔」より 著者:邦枝完二
肥った、そのくせどこか神経質らしい歌麿は、黄八丈の袷の袖口を、この腕のところまで
捲り上げると、五十を越した人とは思われない伝法な調子で、縁先に腰を掛けている彫師....
「澪標」より 著者:外村繁
ら下げているわけにもいくまい。両脚を拡げて台の上に乗せる。着物が開く。その着物を
捲り上げる。膝頭が自然に寄って来る。杉本医師がその膝頭を押し拡げる――私は完全に....