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捻くる
「捻くる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
捻くるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
。」 「行くもんか、行けったってお断りだ。お断り、へへへ、お断り、」 と茶碗を
捻くる。 「厭な人だよ。仕様がないね、さあ、茶碗をお出しなね。」 「おお、」 ....
「骨董」より 著者:幸田露伴
んな意味合もあって、骨董は誠に貴ぶべし、骨董好きになるのはむしろ誇るべし、骨董を
捻くる度にも至らぬ人間は犬猫牛豚同様、誠にハヤ未発達の愍むべきものであるといって....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
礼を。」 「はやまった、言のはずみだ、逸外った。その短銃を、すぐに引掴んで引金を
捻くるから殺風景だ。」 「けれどもね。実は、その時の光景というのが、短銃と短刀同....
「百喩経」より 著者:岡本かの子
て居る。それで居て、これを見ると恋しいのはどういうわけだ。ままよ嗅いでみてやれ」
捻くる拍子に簪を海へ落してしまった。蒔蔵はその時たいして惜しいとも思わなかった。....