捻じ向ける[語句情報] » 捻じ向ける

「捻じ向ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

捻じ向けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三狂人」より 著者:大阪圭吉
大きな胼胝らしい。博士は、今度はもう少し足を持ちあげて、その拇指の尖端を灯の前へ捻じ向けるようにした。灯に向けられたその拇指は、だがなんと、大きく脹れあがって、....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
「ひゃあっ!」 と喚《おめ》いて走り出そうとする。押さえた男、弥吉の顔を壁へ捻じ向ける。とたんに、荒壁の上下左右に火玉が飛んだ、と見えたも瞬間、めりめりと壁....