掃いて捨てるほど[語句情報] »
掃いて捨てるほど
「掃いて捨てるほど〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
掃いて捨てるほどの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
と言われては恥かしい。そなたの家の倉や土蔵には、このくらいの刀や拵《こしら》えは
掃いて捨てるほど転がっているはずじゃ。神尾の家ではこれだけの拵えも自慢になる。ナ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
でさア」 「その近所の車夫の名は分っているかね」 「知りませんねえ。車夫なんぞは
掃いて捨てるほど居るそうで」 「翌日、市川で番頭の姿を見なかったかね」 「あのオ....
「ドモ又の死」より 著者:有島武郎
の会長さんにでもおなりなさるわ。お嫁にしてもらいたいって、学問のできる美しい方が
掃いて捨てるほど集まってきてよきっと。沢本さんは男らしい、正直な生蕃さんね。あな....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
まり眞劍すぎますしね、今さらそんな事をしなくても、彼奴を追つかけまわしている女は
掃いて捨てるほど居るんです。とにかく、彼奴のする事はわかりませんよ。唯泣くように....