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掃出す
「掃出す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
雀羅を張るんだわ。手紙一ツ来ないんですもの。今朝起抜けから、自分で払を持つやら、
掃出すやら、大騒ぎ。まだちっとも片附ないんですけれど、貴下も詰らなかろうし、私も....
「売色鴨南蛮」より 著者:泉鏡花
吉が、ひょろひょろして、時々浅ましく下腹をぐっと泣かせながら、とにかく、きれいに
掃出すと、 「御苦労々々。」 と、調子づいて、 「さあ、貴女。」 と、甘谷が....
「西瓜」より 著者:永井荷風
の鐘である。わたくしはその辺にちらかした古本を片付ける。八重は夜具を敷く前、塵を
掃出すために縁側《えんがわ》の雨戸を一枚あけると、皎々《こうこう》と照りわたる月....