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「授賞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

授賞の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
創生記」より 著者:太宰治
いたのが、今朝、建国会の意気にて、大きく、創生記。)きっと書いてあげます、芥川賞授賞者とあれば、かまえて平俗の先生づら、承知、おとなしく、健康の文壇人になりまし....
近頃の話題」より 著者:宮本百合子
本文化の会」の結成 噂のとおり、文芸懇話会が、最後に川端康成氏と尾崎士郎氏とに授賞して、十六日解散した。懇話会の主宰者・元警保局長松本学氏談として、帝国芸術院....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
のの文学に対する性質の矛盾は、この一九三五年七月、文芸懇話会賞が与えられた直後、授賞者決定に当って審査員の投票では島木健作氏が選に入っていたにもかかわらず、公表....
この三つのことば」より 著者:宮本百合子
の渡米効果は、この面で成功といえるのだろう。湯川夫人の日本振袖の姿も、ノーベル賞授賞の式場に異国情緒を添えた。 それぞれの国の民族が婦人や子供、としより連まで....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
話会の官許版だというわけだ。この文芸懇話会の文芸統制の社会的役割が、文芸賞第一回授賞問題をめぐって、佐藤春夫によって暴露されたことは世間の記憶に新しいことである....
工学博士末広恭二君」より 著者:寺田寅彦
直接光学的に読み取るトーションメーターの考案も最も巧妙なものとして帝国学士院から授賞されたものである。また鉄筋コンクリートで船を造る場合に主応力の方向に鉄筋を入....
闘牛」より 著者:野上豊一郎
巨体は横倒れになった。満場湧くが如き喚声の中で、拡声器は国歌の吹奏を始め出した。授賞式が始まるのである。 闘牛の賞品は一等賞は殺した牛の耳、二等賞は尾、三等賞....
戦後新人論」より 著者:坂口安吾
的な習性から出ていることだろう。 朝日新聞の文化賞では、アマチュア・スポーツに授賞せず、プロ・スポーツに授賞するのが至当だが、スポーツの授賞の標準が世界新記録....
推理小説論」より 著者:坂口安吾
作がすくない。最もつまらないのが「本陣殺人事件」で、「蝶々」をおさえて「本陣」に授賞した探偵作家クラブの愚挙は歴史に残るものであろう。 「蝶々」はすばらしいもの....
作画について」より 著者:上村松園
ります。 正に私の花ざかりとでも言うべき、華やかな結果を生んだのでした。 (授賞席順) 金牌 大原の露 下村観山 銀牌 雪中放鶴 菱田春草 ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
か」 とすら怪しまれた例外中の例外があった。 播磨の赤松円心|則村にたいする授賞だった。 彼の軍功は、顕著である。――おそらくは円心自身も、名和長年や千種....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
独り決めしていたからだった。だがこれもタレントに出る仕儀となり、十一月三日の宮中授賞式の終った夕、さて、迎えの車で局へ出かけようとすると、折ふし小宅に集まって飲....
押入れ随筆」より 著者:吉川英治
。票の集計やら、審議にも、たいへんな時間がかかって、委員たちは『こんなふうでは、授賞式も夜半になる』と心配し出していたが、私は、そんな予想よりも、だんだんに落さ....
紋付を着るの記」より 著者:吉川英治
たまにシマのズボンをはくこともないではないが、冠婚葬祭、私はたいがいなばあい平服でとおしている。けれどこんどの授賞式では恒例モーニング、あるいは紋付という成規になっている。文部省から十一月三....