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掖門
「掖門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
掖門の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
守甚だ力むと雖も、景隆が軍|衆くして、将も亦雄傑なきにあらず、都督瞿能の如き、張
掖門に殺入して大に威勇を奮い、城|殆ど破る。而も景隆の器の小なる、能の功を成すを....
「三国志」より 著者:吉川英治
思い出されていやな気もちになった。 ――と、もうその時、儀杖の先頭は、宮中の北
掖門へさしかかっていた。 禁門の掟なので、董卓も、儀仗の兵士をすべて、北
掖門に....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
郎高氏が、これをひきいている者だった。 「おい、十郎」 さっきからその高氏は、
掖門ノ廊に床几をおいて、内苑の梅でも見ている風だったが、ふと過ぎりかけた部将の佐....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
って来たのは同様だった。 尊氏の水軍近づく―― の報に、義貞も幕僚たちと共に
掖門の外に立って海上を眺めていたが、 「そうか。敵影はまだ明石海峡の西か。……で....