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「掘起〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

掘起の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
岩石の間」より 著者:島崎藤村
。柵《さく》の外を行く人はクスクス笑って通った。とは言え高瀬は関わず働き始めた。掘起した土の中からは、どうかすると可憐《かれん》な穎割葉《かいわれば》が李《すも....
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
復た腰を曲めて錯々とやった。 「浅間が焼けますナ」 と皆な言い合った。 私は掘起される土の香を嗅ぎ、弱った虫の声を聞きながら、隠居から身上話を聞かされた。こ....
」より 著者:島崎藤村
こは垣根に添うた、石塊の多い、荒れた地所で、野菜畠として耕す前には先ず堅い土から掘起して掛らなければ成らなかった。 俗に鉄道草と称える仕末に負えない雑草が垣根....
怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
いうのは私が萩原様の肋を蹴て殺して置いて、こっそりと新幡随院の墓場へ忍び、新塚を掘起し、骸骨を取出し、持帰って萩原の床の中へ並べて置き、怪しい死ざまに見せかけて....
猫の穴掘り」より 著者:寺田寅彦
猫が庭へ出て用を便じようとしてまず前脚で土を引っかき小さな穴を掘起こして、そこへしゃがんで体の後端部をあてがう。しかしうまく用を便ぜられないと....
丸の内」より 著者:高浜虚子
客が、雨天の節は雨ざらしにならねばならなかった。そこでその敷かれたれん瓦の一部を掘起こして、柱を立てて、その上にガラス張りの屋根が設けられた。これで先ず一応は落....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の遺骸を葬ったという武蔵塚がすでにある。また田向山の碑は、歿後九年の後の物だし、掘起した人夫の話の「大たぶさに結っていた――」ということをそのままとすれば、それ....