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掛持ち
「掛持ち〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
掛持ちの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
ろは弁士もまだ場末の小屋には、ちらほら残炎を保っていて、彼はこの附近の二つの館を
掛持ちし、無声映画のちゃんばらものなどに出演していた。妹は芸者では芽が吹かず、カ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
とか彼とかいう噂が毎日の新聞紙上を賑わしていた。殊に団十郎が歌舞伎座から一役だけ
掛持ちして、「勧進帳」の弁慶を勤める。大切には初上りの中村|鴈治郎がやはり歌舞伎....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
こ》為秋《ためあき》の成長するに従って生活費は年々多くなり、種田は二三軒夜学校を
掛持ちして歩かねばならない。 長男為年は私立大学に在学中、スポーツマンとなって....