掠む[語句情報] »
掠む
「掠む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
掠むの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
にあらず。君側の奸を掃わんとすと云うと雖も、詔無くして兵を起し、威を恣にして地を
掠む。其辞は則ち可なるも、其実は則ち非なり。飜って思うに斉泰黄子澄の輩の、必ず諸....
「層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
渓ますます広し。虎杖人より高く、蕗も人より高し。おりおり川鳥ききと鳴きて、水面を
掠む。雀を二倍したる位の大さにて、羽の色黒し。この鳥陸上に食を得る能わず。されば....