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掠め取る
「掠め取る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
掠め取るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
』にアフリカのチップー人は野干に則って外人の所有物を自分らの共有財産と做《な》し
掠め取るとある。 仏教国に虎を入れた滑稽談も数ある、その内一つを出そう。クラウ....
「パウロの混乱」より 著者:太宰治
病なり。弱い男なり。意気揚らず。 五、不誠実。悪巧をする。狡猾であり、詭計を以て
掠め取るということ。 六、彼の病気。癲癇ではないか。(肉体に一つの刺を与えらる云....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
か。そして、この不敵な男も、余命いくばくもないエリザベスから、このうえ多くの物を
掠め取る余裕はあるまいではないか、とはいうものの、あの空想家で瞞され易いゼエムス....
「三国志」より 著者:吉川英治
畑を踏みあらすことのないように軍令を発してある。また、村々において、寸財の物でも
掠め取る兵があれば、すぐ訴え出ろ。われわれ麾下の大将は、立ちどころに犯した兵を斬....