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採録
「採録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
採録の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
読みづらいものになってしまったのである。読者もしこの拙訳と同時にまた一戸君の書に
採録された英訳や同君の達意の訳詩を参照されれば、より明らかに原詩の面影を髣髴させ....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
録としてのこの集の意味を成さぬことになるから、やはり、そういうのもかまわず残らず
採録して、実際の年月順に並べることにした。 中には、ほんの二、三ではあるが、「....
「火山の名について」より 著者:寺田寅彦
のである。中には現在の形での意味がかなり明白だと思うのがあってもかりに除かないで
採録しておくことにする。(外国火山名はおもにウォルフによる。) 第一表 アソ・ア....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
は当時の少年雑誌「少国民」や「日本の少年」の翻訳で読み、あるいは英語の教科書中に
採録された原文で読んだりした。一方ではまた「経国美談」「佳人之奇遇」のごとき、当....
「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」より 著者:寺田寅彦
気に入った四十八首を英訳したのが「ゴブリン・ポエトリー」という題で既刊の著書中に
採録されている。それの草稿が遺族の手もとにそのままに保存されていたのを同氏没後満....
「獄中記」より 著者:大杉栄
その頃の生活を当時の気持そのままに見るために、獄中から出した手紙の二、三を次に
採録して見る。いずれも最初の時のものだ。 「暑くなったね。それでも僕等のいる十一....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
となる、あるいは種子を酒に浸し、飲用すれば疝気に効あり。茴香精、茴香油、茴香水を
採録す」 北山はここで舌打ちをした。 「どうもこれでは仕方がない。だがしかし例....
「連環記」より 著者:幸田露伴
保胤の往生伝の先蹤を追うて、続本朝往生伝を撰している。そして其続伝の中には保胤も
採録されているから、法縁|微妙、玉環の相連なるが如しである。匡房の続往生伝の叙に....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
は単調に陥る嫌いがあるので、たとい幽霊は出現しないでも、その事実の怪奇なるものは
採録することにした。たとえば、ホーソーンの作には「ドクトル・ハリスの幽霊」がある....
「随筆難」より 著者:寺田寅彦
な気持で読んでくれる読者とちがって自分の一番恐縮するのは小中学の先生で、教科書に
採録された拙文に関して詳細な説明を求められる方々である。 「常山の花」と題する小....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
店経営の参考には最も適切なりと信ずるとともに、鶏肋自ら棄てがたきものあるをもって
採録することにした。 本書は決して金持になる秘決を説いたものではない。また我々....
「こま犬」より 著者:岡本綺堂
に「奇談」という程度にとどまっているものもないではないが、その異なるものは努めて
採録した。前編の「青蛙堂鬼談」に幾分の興味を持たれた読者が、同様の興味をもってこ....
「小知恵にとらわれた現代の法律学」より 著者:末弘厳太郎
を入れて出来上ったものであって、もともときわめて通俗的なものである。これを本書に
採録するについて標題を改めた理由は、私はみずからの主張にみずから何々主義というよ....
「古事記」より 著者:武田祐吉
乙の家とで、違つたものを傳えることにもなる。例えばアメノホヒの命の如き、古事記に
採録した傳來では、よくは言わないのだが、その神の子孫であるという出雲氏の傳來では....
「古事記」より 著者:太安万侶
本辭を記し定めて獻上せよと仰せられましたので、謹んで仰せの主旨に從つて、こまかに
採録いたしました。 しかしながら古代にありましては、言葉も内容も共に素朴であり....