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探偵物
「探偵物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
探偵物の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
虚無僧の話をするついでに、半七老人は虚無僧と普通の僧とに絡《から》んだ一場の
探偵物語を聞かせてくれたことがある。老人は先ず本所|押上《おしあげ》村について説....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、暫く話し続けているうちに、その蝋燭から縁を引いて、老人は「金の蝋燭」という昔の
探偵物語をはじめた。 「御承知の通り、安政二年二月六日の晩に、藤岡藤十郎、野州無....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
その茶話のあいだに、わたしは彼の昔語りをいろいろ聴いた。一冊の手帳は殆ど彼の
探偵物語でうずめられてしまった。その中から私が最も興味を感じたものをだんだんに拾....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
アとメモヤーとレターンの三種を買って来て、一気に引きつづいて三冊を読み終えると、
探偵物語に対する興味が油然と湧き起って、自分もなにか
探偵物語を書いてみようという....
「女肉を料理する男」より 著者:牧逸馬
多の研究資料を呈与《ていよ》しているいわゆる「迷宮入り」である。したがって普通の
探偵物もしくは犯罪実話のごとく、「いかにして犯人が逮捕されたか」にその興味の重心....
「所感」より 著者:夢野久作
最初の私の妄想の興味の中心でした。それを探偵小説好きのF学士におだてられた結果、
探偵物として価値あるもののように思い込んで書いていたので、つまるところ私は探偵小....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
半七老人は或るとき彼のむかしの身分について詳しい話をしてくれた。江戸時代の
探偵物語を読む人々の便宜のために、わたしも少しばかりここにその受け売りをして置き....
「活動写真」より 著者:淡島寒月
を題材にしたものは、とかくに筋や見た眼が同一に陥りやすくて面白味がない。けれども
探偵物となるとさすがに大仕掛で特色を持っている。しかしこれらの
探偵物は、ただほん....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
きを願いたいと存じます。就きましては、今晩は前回と違いまして、皆様から興味の深い
探偵物語をうけたまわりたいと希望しておりますのでございますが、いかがでございまし....
「西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
」「人の刃物を出しおくれ」などにも同じような筆法が見られる。 また一方で、彼の
探偵物には人間の心理の鋭い洞察によって事件の真相を見抜く例も沢山ある。例えば毒殺....
「探偵小説の芸術性」より 著者:中井正一
しかし、われわれはかのジャズの中に切れ切れにされたチャイコフスキーがあるように、
探偵物の中に寸断されながらしかもその中に成長力をもっている『罪と罰』を見いだすべ....
「火薬庫」より 著者:岡本綺堂
きを願いたいと存じます。就きましては、今晩は前回と違いまして、皆様から興味の深い
探偵物語をうけたまわりたいと希望しておりますのでございますが、いかがでございまし....
「五色蟹」より 著者:岡本綺堂
一 わたしはさきに「山椒の魚」という短い
探偵物語を紹介した。すると、読者の一人だというT君から手紙をよこして、自分もかつ....
「半七捕物帳の思い出」より 著者:岡本綺堂
ンチュアとメモヤーとレターンの三種を買って来て、一気に引きつづいて三冊読み終ると
探偵物語に対する興味が油然と湧き起って、自分もなにか
探偵物語を書いてみようという....
「探偵小説と音楽」より 著者:野村胡堂
孝氏に褒められたことを今でも記憶して居る。外に銭形平次に「禁制の賦」があり、現代
探偵物に「音盤の謎」「葬送行進曲」芸能小説に「古近江」などというのを書いたが、い....